国土交通省は、「土地の有効利用のための土壌汚染情報等に関する検討会」の中間とりまとめを公表した。この検討会は、土地の有効利用促進の観点から、土壌汚染に関する情報の提供のあり方に焦点を当て、特に土壌汚染に関連する情報のマッピングについて試作・検討することを目的とするもの。今回の中間とりまとめでは、これまでの4回にわたる検討を踏まえ、マップを作成・公表することについての意義や課題、作成方法等が整理された。具体的には、一般に公開されている情報を活用した「事業所立地履歴マップ」や、地質図と過去に実施された土壌調査結果等をもとに、表層地質区分別に、自然由来重金属類の含有量等のレベルを表示した「自然由来重金属類分布マップ」の作成について、作業フローの検討や課題の整理などが行われた。