北海道大学は、海藻やフジツボなどの岩礁に生息する生物個体群に対する津波の影響などを評価した。同大の研究グループは、海岸生物の野外調査データと世界の研究論文を合わせて収集した長期データ(5,000例超)を用いて、自然災害(津波、低温、干ばつ)の物理的強度を定量し、自然災害による個体群減少率と共に再起時間に変換し、生物個体群へのインパクトの大きさがどのように決定されているか、包括的に評価する新手法を開発した。そして、東日本大震災の際に発生した津波による岩礁生物の被害の大きさを、様々な生物における気象災害の大きさと比較した。その結果、岩礁生物における津波の被害は、爆弾低気圧などの気象災害より小さかったことが明らかになったという。
情報源 |
北海道大学 プレスリリース(PDF:1,099KB)
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機関 | 北海道大学 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 野生生物 | 災害 | 北海道大学 | 気象 | 影響評価 | 東日本大震災 | 津波 | 岩礁 |
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