環境省は、平成20年度アスベスト大気濃度調査結果を公表した。同調査は、石綿による大気汚染の現状を把握し、今後の対策の検討に当たっての基礎資料とするとともに、国民に対し情報提供していくために実施しているもの。平成17年度、平成18年度及び平成19年度に引き続き、平成20年度は、全国50地域149地点を対象に、建築物の解体工事等の作業現場などにおいて、大気中の石綿濃度を測定。その結果、一部の解体現場内の測定結果を除き、敷地境界及び一般環境において特に高い濃度は見られなかった。なお、引き続き石綿による大気汚染の状況を把握するため、平成21年度も大気環境モニタリングを行う予定という。