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 環境省、「アスベストモニタリングマニュアル」の改訂について公表

発表日:2010.06.10


  環境省は、「アスベストモニタリングマニュアル」の改訂について公表した。同省は、環境大気中におけるアスベスト濃度の測定方法について、その技術的指針として昭和60年に同マニュアルを作成し、平成5年及び平成19年に改訂を行っている。今回、クリソタイル以外のものも含めたアスベストを使用している可能性のある建築物等の解体現場等が今後のアスベストの主要な発生源となること、現行のマニュアルの方法では測定結果が出るまでに時間を要することを踏まえ、同マニュアルの改訂を行った。具体的には、1)一般環境と解体現場等におけるモニタリング方法を区別する、2)クリソタイルを主なターゲットとした現行の測定方法を見直し、一定レベル(総繊維数1f/L)を超えた濃度においてはアスベストの同定を行う、3)解体現場等において迅速に測定ができる方法を紹介する、といった点が改正された。今後、さらなる知見の充実や技術の進歩に向け、引き続き検討していくという。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 健康・化学物質
大気環境
キーワード モニタリング | 環境省 | 建築物 | 石綿 | アスベスト | マニュアル | 解体現場 | クリソタイル
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