環境省は、「地域連携・低炭素水素技術実証事業」(低炭素な水素サプライチェーン実証事業)のうち、東芝エネルギーシステムズ(株)を代表事業者とする「小水力由来の再エネ水素導入拡大と北海道の地域特性に適した水素活用モデルの構築実証」の中間成果を紹介した。この取組は、平成27年度事業において採択されたもので、北海道白糠町の「庶路ダム」に設置した小水力発電所で発電した電力により製造した水素を、高圧水素トレーラー等により輸送し、燃料電池自動車や地域内の酪農施設や温水プール等で利用する水素サプライチェーンの実証を行うもの。全ての実証設備が完成しており、平成30年5月24日に開所式を行い、本格運転を開始したという。