環境省・北海道地方環境事務所は、ウミガラスの飛来・繁殖結果(2018年速報値)を公表した。ウミガラス(チドリ目 ウミスズメ科)は絶滅危惧ⅠA類(ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高い種)に指定されており、繁殖地コロニーは北海道苫前郡羽幌町の日本海沖24 kmに位置する「天売島」のみとなっている。環境省では、2009年から唯一の繁殖地である同島の「赤岩対崖」において音声装置やデコイを設置し、2011年からは卵やヒナの捕食者であるオオセグロカモメやハシブトガラス対策を含む、「ウミガラス保護増殖事業」に取り組んでいる。同事務所によると、2018年は58羽が飛来し、少なくとも18羽のヒナの巣立ちが確認された。2017年に続き、50羽超の飛来が確認され、つがい数・ヒナ年数・巣立ち数は過去20年の調査において最多となった。
情報源 |
北海道地方環境事務所 報道発表資料
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機関 | 北海道地方環境事務所 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 環境省 | 北海道 | ウミガラス | 北海道地方環境事務所 | 絶滅危惧ⅠA類 | 繁殖地コロニー | 天売島 | 羽幌町 | 赤岩対崖 | ウミガラス保護増殖事業 |
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