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 令和4年度ウミガラス保護増殖検討会を開催

発表日:2022.12.26


  北海道地方環境事務所は、「令和4年度ウミガラス(学名:Uria aalge)保護増殖検討会」を開催する(開催日時:令和5年1月18日)。ウミガラスは、国内希少野生動植物種に指定されているウミスズメ科の鳥類。国内では、かつて松前小島、天売島、ユルリ島、モユルリ島、根室市落石岬に繁殖コロニーがあった。1960年代には北海道内での推定個体数が約10,500羽であり、天売島ではそのうち約8,000羽が確認されている。しかし、個体数は激減し、1980年代後半には国内での繁殖地は天売島(てうりとう)のみとなった。同省では、「ウミガラス保護増殖事業計画」「ウミガラス保護増殖事業ロードマップ」に基づき実施している保護増殖の取組みについて、令和4年度の実施状況を共有し、来年度の取組内容を検討するため、専門家及び関係行政機関等によるウミガラス保護増殖検討会を開催する。今回の検討会は、1)モニタリング調査結果及び対策状況等について、2)巣棚内残渣のこれまでの遺伝子解析結果と今後の可能性について、3)羽幌周辺海域における混獲状況調査及び葛西臨海水族園における混獲回避実験、4)令和5年度ウミガラス保護増殖事業の取組内容等について議論する。

情報源 北海道地方境事務所 報道発表資料
機関 北海道地方環境事務所 環境省
分野 自然環境
キーワード 環境省 | ウミガラス | 天売島 | モニタリング調査 | 遺伝子解析 | 混獲 | 北海道地方境事務所 | ウミガラス保護増殖検討会 | ウミガラス保護増殖事業計画 | 巣棚内残渣
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