環境省は、平成29年度「家庭部門のCO2排出実態統計調査」の結果(速報値)を公表した。同調査は、家庭部門の詳細なCO2排出実態等を把握し、地球温暖化対策の企画・立案に資する基礎資料を得るために、同省が平成29年度から本格的に実施しているもの。全国10地方の店舗等併用住宅以外の住宅に住む主世帯13,000世帯を対象に、世帯構成、住宅の建て方、電気、ガス等のエネルギー消費量、家電製品別の使用状況など、延べ496項目にわたって詳細調査を行い、得られた結果等を利用してCO2排出量を推計している。調査結果を集計・分析し、世帯類型別・CO2排出量の比較や、二重サッシまたは複層ガラスの窓の有無別・エネルギー消費量の分析を行うことができるため、データの蓄積および地方公共団体、大学等による活用を進め、引き続き、同調査のさらなる活用に取り組んでいくという。