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 富士経済、世界の燃料電池システム市場(2019-2030年度)を予測

発表日:2019.01.11


  (株)富士経済は、世界の燃料電池システム市場(以下「世界市場」)について、2019年度以降もさらなる拡大が予想されると発表した。同社の独自調査に基づく刊行物「2018年版 燃料電池関連技術・市場の将来展望」によると、1)「産業・業務用」は米国・韓国の導入補助制度を背景に世界市場は堅調に拡大し、天然ガスに加え、低炭素化の流れを受けた燃料の多様化(水素燃料、バイオガス等)が進み、2)「駆動用」は日本をはじめ、欧米や中国におけるFCバス・トラックの生産台数が増え、3)「FCV」は新規車種の導入や、参入メーカーの増加、水素ステーションの整備・稼働率の上昇などが相まって、4)中国・韓国を中心とするアジア地域の需要拡大に伴い、5)過年度の世界市場をけん引してきた用途分野において、2019年度以降も市場は拡大し続け、6)2025年度には1兆円を超え、2030年度には4兆9,275億円(2017年度の28倍)となるという。また、燃料電池(PEFC、SOFC)スタック部品の世界市場については、日本企業の参入が活発化し、今後は低温で作動する安価な代替材料の開発による「家庭用」が世界市場をリードしていくと予想している。

情報源 富士経済 マーケット情報
機関 (株)富士経済 富士経済グループ
分野 地球環境
環境総合
キーワード 燃料電池 | PEFC | 富士経済 | アジア | FCV | 駆動用 | 燃料電池システム | 産業・業務用 | OFC
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