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 JICA研究所、環境アセスメント報告書の質の向上に関する取組を紹介

発表日:2019.05.15


  JICA研究所は、「環境アセスメント報告書」の質の向上に関する調査研究の一環として、国際アセスメント学会で研究成果を発表し、世界の環境アセスメントの研究者や実務者から情報収集を実施した。JICAは、2004年に「環境社会配慮ガイドライン」を導入し、途上国における「報告書の質」を高めるために、自身が作成した報告書の評価や、報告書の質の影響要因分析などに取り組んでいる。今回、2019年4月29日から4日間にわたりオーストラリアで開催された「国際アセスメント学会2019年大会」において複数のセッションに参加し、1)テキスト分析に基づく、生物多様性緩和策の改善手法(グリーンインフラとミティゲーション・ヒエラルキーの導入)の提案や、2)160冊の環境アセスメント報告書の分析に基づく、質の決定要因(代替案分析と住民参加)とそれらの連動による「より良い報告書作成」のための基準の提示などを行った。同学会は、参加者950人、セッション数125およびポスター数40の規模で、成果の発表のみならず人的ネットワーク構築の機会創出も図られたという。

情報源 JICA研究所 ニュース&コラム
機関 JICA研究所
分野 環境総合
キーワード 生物多様性 | 緩和策 | 住民参加 | グリーンインフラ | JICA研究所 | 環境アセスメント報告書 | ミティゲーション・ヒエラルキー | 国際アセスメント学会
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