第19回「みどりの式典」が令和7年4月25日にパレスホテル東京で開催される。内閣府主催のこの式典には、天皇陛下の御臨席をいただく予定であり、約230名が参加する。式典では、環境省推薦による緑化推進運動功労者に内閣総理大臣表彰が授与される。──鳥取県鳥取市の日置佳之氏は、鳥取大学教授としての豊富な専門知識を活かし、自然環境の保全再生や生物多様性の向上を目的とした調査・研究活動を実施している。特に、大山蒜山地域の半自然草原や湿原の再生計画立案に貢献しており、地域の緑化推進に大きく寄与している。また、蒜山自然再生協議会の会長として、市民参加型の作業を実践する手法を確立し、各地で展開している。──(特非)和光・緑と湧き水の会は、平成19年に設立され、地域の緑地の整備や環境に関する講義の実施を通じて緑化思想の普及啓発を図っている。和光市との協働事業として緑地や湧水地内の環境調査を実施し、その結果を行政計画に取り入れている。また、会報誌「VERDA」を通じて活動内容を積極的に発信し、地域の子どもへの教育材料として絵本や紙芝居を制作している。