ミサワホーム(株)は、同社の木質系戸建住宅(ゼロCO2・ゼロエネルギーモデル)における年間のCO2収支がゼロ以下になることについて、第三者審査機関((株)日本スマートエナジー)から認証を取得したと発表した。この住宅では、建物形状をシンプルな小屋裏2階建の省部材設計とすることで省資源化を図りつつ、太陽光発電(PV)システムの発電効率向上や設置面積拡大に有効な「急勾配・大屋根デザイン」を実現。また、熱損失を減らすための建物表面積の抑制や、陽射しを反射し熱を伝えにくくする白色系の外壁の採用等により、省エネルギー性能を高めている。さらに、パッシブソーラーや通風・採光等の自然エネルギーの活用により、エアコンや床暖房等に依存し過ぎない、健康的で快適な生活が可能という。試算では、年間のCO2排出量が4,000kg、太陽光発電によるCO2排出削減量が4,317kgで、CO2収支は-317kgになるという。