林野庁は、「平成30年木質バイオマスエネルギー利用動向調査」の結果(速報)を公表した。同調査は、木質バイオマス(木材チップ、木質ペレット、薪、おが粉等)のエネルギー利用動向を把握するため、木質バイオマスをエネルギー利用している発電機及びボイラーを有する事業所を対象に実施しているもの。平成30年の調査では、調査対象として全国1,484事業所のうち、1,425事業所から回答があった(回答率96%)。平成30年に木質バイオマスエネルギーとして利用された木材チップの量は、全体で930.4万トンとなり、前年から57.8万トン・6.6%の増加となった。このうち、間伐材・林地残材等に由来するものは274.5万トンとなり、前年から11.0万トン・4.2%の増加となった。なお、調査結果のうち、利用量(確定値)、利用した事業所の概要及び利用した設備の利用動向等については、令和元年12月に公表する予定という。