環境省は、令和元年6月に実施した、低濃度PCB廃棄物の焼却実証試験の結果を公表した。同省では、低濃度PCB廃棄物の処理体制の整備を図るため、平成17年度から既存の産業廃棄物処理施設等において、焼却実証試験を実施している。今回、PCB汚染物(PCB濃度0.5%~10%程度)の処理体制の構築に向けて、関係自治体である神戸市、富山市、いわき市及び秋田県並びに産業廃棄物処理施設の設置者である神戸環境クリエート(株)、(株)富山環境整備、(株)クレハ環境及びエコシステム秋田(株)の協力および廃棄物処理、分析、健康影響等に関する専門家の助言及び評価を得て、全国4か所において、PCB廃棄物の焼却実証試験を実施した。その結果、周辺環境に影響を及ぼすことなくPCBが安全かつ確実に無害化処理されていることを確認された。同省では、今回の焼却実証試験の実施結果を踏まえ、無害化処理認定施設の処理対象の拡大等、制度の見直しを行う予定という。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
健康・化学物質 |
キーワード | 環境省 | 神戸市 | 焼却実証試験 | 秋田県 | 富山市 | いわき市 | 産業廃棄物処理施設 | 無害化処理認定施設 | 低濃度PCB廃棄物 | PCB汚染物 |
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