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 森林総研など、スギで生育環境の影響の受けやすさを実証

発表日:2019.09.18


  森林総合研究所を中心とする研究グループは、スギの形質が生育環境の影響を受けていることを実証した。茨城県、千葉県および熊本県で試験栽培されている3齢級(11~13年生)のスギについて、成長や材質が表現される際に影響を与える、染色体上のDNA領域「量的形質遺伝子座(QTL:Quantitative Trait Locus)」を解析した結果、1)形質に関連する53の遺伝領域が見つかり、2)3つの試験地で共通している遺伝領域も見られたが、ほとんどは試験地によって異なることが明らかとなり、3)スギの形質が遺伝情報だけでなく、生育環境の影響も受けることが示唆された。気候変動に対するさまざまな適応策を考える上で重要な情報のひとつであるという。

情報源 森林研究・整備機構 森林総合研究所
機関 森林研究・整備機構 森林総合研究所 千葉県農林総合研究センター森林研究所 新潟大学 筑波大学
分野 自然環境
キーワード 気候変動 | 森林総合研究所 | 適応 | スギ | 試験栽培 | 生育環境 | DNA領域 | 量的形質遺伝子座 | QTL
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