環境省は、令和元年10月17日から18日にイタリア・ローマで開催された「低炭素社会国際研究ネットワーク(LCS-RNet)」第11回年次会合の開催結果を公表した。LCS-RNetは、各国の研究者と、政策担当者、実務者、その他関連のステークホルダーが、低炭素社会を作り上げていくために必要な中核的課題を密に議論し、知識を共有し、政策に反映させていくことを目的に2009年4月に立ち上げられたもの。会合には、13か国、欧州連合、4国際機関から61名が出席した。同会合では、脱炭素社会の実現に向けて、各国・国際機関で展開されている施策や研究事例の発表及び討議が行われた。また、開発研究に関する官民の投資拡大、他国のニーズに適した技術支援と能力開発、雇用機会の創出等についての必要性を指摘する意見が多数出され、支援国・機関、被支援国双方の関係者のネットワーキングを深める重要性について認識を共有された。