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 名大など、従来の5倍の速度でアンモニアを生成する触媒を開発

発表日:2020.01.23


  名古屋大学、大分大学および九州大学の研究グループは、アンモニア合成活性(生成速度)を示す触媒(Ru/Ba/LaCeOx)を開発したと発表した。アンモニアは化学肥料の原料として使用されるほか、エネルギーキャリアとしても注目されている。現在、主流の工業的アンモニア合成プロセスは高温・高圧(>450℃、>200気圧)で合成が行われており、再生可能エネルギーの利用に合わせた小型の分散型プロセスにおいて、温和な条件(325-400℃、10-100気圧)で効率的に合成することが求められている。同研究グループは、これまで、希土類の酸化物にルテニウムを担持した触媒に注目した開発を進め、これまでにいくつかの高性能触媒を報告してきた。今回、開発したRu/Ba/LaCeOxは、350℃、10気圧の条件で、従来のルテニウム触媒の5倍以上の合成活性を示したという。

情報源 名古屋大学 プレスリリース(PDF)
機関 名古屋大学 大分大学 九州大学
分野 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | 名古屋大学 | アンモニア | ルテニウム | 希土類 | エネルギーキャリア | 大分大学 | ハーバー・ボッシュ法 | アンモニア合成活性 | 分散型プロセス
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