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 つばめBHB、オンサイトアンモニア製造パイロットプラントの連続運転を開始

発表日:2019.10.10


  つばめBHB(株)は、2019年10月からオンサイトアンモニア製造パイロットプラントの連続運転を開始すると発表した。同社は、東京工業大学の研究者らが発明した触媒を用いたアンモニア量産技術の実用化を目指して、2017年4月に設立された企業(資本構成:ベンチャーキャピタル53%、味の素(株)44%ほか)。今回、味の素(株)川崎事業所内にある同社R&Dセンター川崎分室に、年産数10トン規模のパイロットプラントを竣工した。従来のアンモニア生産技術(ハーバー・ボッシュ法)は高温・高圧の反応条件を必要とするため、大型プラントを一極集中させて大量生産を行い、各地に運搬や保管のための設備を配置し、さらに物流コストをかけてアンモニアを供給する体制しか描けなかった。今回の連続運転を通じて、長期耐久性や最適な運転条件などのデータを取得し、低温・低圧条件下におけるアンモニア合成に適した「エレクトライド触媒」を用いたプロセスの実用性を検証するとともに、「小規模」かつ「オンサイト」でのアンモニア生産モデルの実現を目指すという。

情報源 つばめBHB(株) ニュース
機関 つばめBHB(株) 東京工業大学
分野 環境総合
キーワード 東京工業大学 | アンモニア | パイロットプラント | オンサイト | ハーバー・ボッシュ法 | つばめBHB | ベンチャーキャピタル | 物流コスト | 連続運転 | エレクトライド触媒
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