(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、コージェネレーション(コージェネ)用高効率ガスエンジン技術開発に関する助成事業(事業期間:2017年度~2021年度)」の中間成果を紹介した。コージェネのさらなる普及に向けて、「電力」需要の高い分野における導入拡大につながる技術が求められており、出力210 kW~5 MW級コージェネシステムの原動機である「ガスエンジン」の熱効率向上が課題となっている。NEDOと千葉大学発ベンチャー・(株)サステナブル・エンジン・リサーチセンター(SERC)は、2015年度に現行のコージェネ用ガスエンジンの性能などを調べ、正味平均有効圧力(Pme)を高めることで発電効率の改善が期待できることを見出した。同事業においてSERCは、Pmeの向上に伴い異常燃焼の発生リスクが高まるという、現行の希薄燃焼方式の問題克服や、高出力が期待できる「新たな燃焼方式」を採用した試験用単気筒ガスエンジンシステムを制作した。ここ10年の間、最大2 MPa強が限界とされていたPmeを3 MPaに高めた状態で、異常燃焼が発生しやすい低メタン価燃料による運転に成功したという。
情報源 |
新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース
(株)サステナブル・エンジン・リサーチセンター 新着情報 |
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機関 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 (株)サステナブル・エンジン・リサーチセンター |
分野 |
環境総合 |
キーワード | コージェネレーション | NEDO | 熱効率 | ガスエンジン | 千葉大学 | 大学発ベンチャー | サステナブル・エンジン・リサーチセンター | 正味平均有効圧力 | 異常燃焼 | 希薄燃焼方式 |
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