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 日本野鳥の会など、刺し網漁による海鳥の「混獲リスク」をマップ化

発表日:2020.03.27


  (公財)日本野鳥の会と国際環境NGOバードライフ・インターナショナル(本部:英国、日本法人:東京都中央区)は、日本沿岸域における刺し網漁による海鳥の「混獲リスク」をマップ化した。海鳥の減少の主な要因のひとつに、漁業の際に誤って捕獲される「混獲」があり、特に、帯状の網を仕掛け、そこを通過する魚を絡めとる「刺し網漁」は、ウ類やウミスズメ類など潜水する野鳥が犠牲になる事が多い。このマップは、海鳥の繁殖期の採餌距離と、水深の情報、および刺し網漁のヒアリング調査から、刺し網漁による絶滅危惧種(環境省レッドリストに基づく)を含む海鳥の混載リスクが高いとされるエリアを可視化したもの。具体的には、絶滅危惧種4種を含む海鳥の繁殖地が多い北海道東部や、北海道北西部、宮城県沖、九州北部で混獲リスクが高い等の推定結果を示しているという。

情報源 (公財)日本野鳥の会 プレスリリース
(一社)バードライフ・インターナショナル東京 お知らせ
機関 (公財)日本野鳥の会 (一社)バードライフ・インターナショナル東京
分野 自然環境
キーワード 絶滅危惧種 | 漁業 | レッドリスト | 海鳥 | 水深 | ウミスズメ | 刺し網 | ヒアリング調査 | 混獲リスク | 混獲
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