理化学研究所(理研)と自然科学研究機構分子科学研究所(NINS)の共同研究チームは、理研・環境資源科学研究センター・グリーンナノ触媒研究チームのミッションの1つである高活性で再利用可能な触媒開発法に関わる研究成果を紹介した。今回、2014年に開発した触媒(シリコンナノ構造体担持パラジウム触媒、SiNA-Pd)を用いて、常圧水素ガス条件下でアルケンの水素化反応を行ったところ、150回以上繰り返して使用してもSiNA-Pdは活性を失わずに、対応する生成物が100%近い収率で得られた。パラジウムを高活性で且つ再利用性が優れた触媒として使用することで、希少なレアメタル資源の有効活用につながり、大規模処理装置、化学プラントの実現が期待できるという。
情報源 |
理化学研究所 研究成果(プレスリリース)
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機関 | 理化学研究所 自然科学研究機構分子科学研究所 |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 水素 | レアメタル | パラジウム | 活性 | アルケン | 水素化触媒 | グリーンナノ触媒 | 再利用性 |
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