九都県市(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市)は、令和2年7月8日に大気環境の更なる改善に向けた対策の推進に関する要望を実施した。今回、九都県市首脳会議での合意に基づき、大気中で二次生成され、都県域を越えて移流する光化学オキシダント及びPM2.5の低減に向けた原因物質の削減対策や自動車排出ガス対策について、国に対して要望を実施したもの。要望先は、国の関係省(経済産業省、国土交通省、環境省)である。要望内容は、1)VOC排出量の総合的な削減対策の推進、2)VOC排出抑制対策の取組に係る事業者への財政支援、3)自動車NOx・PM法による車種規制の継続とディーゼル重量車の規制強化、4)排出ガス低減性能の技術開発に資する調査研究、また実走行時の排出ガス試験及びディーゼル重量車の排出ガス低減、等としている。