出光興産(株)は、オーストラリアにおいて石炭・バイオマス混焼発電への利用を想定したソルガムの栽培や燃料化に関する試験を実施した。同社は100%子会社である出光オーストラリアリソーシスを通じて、クイーンズランド州にあるエンシャム石炭鉱山の権益を85%所有している。一方、クイーンズランド州は、同鉱山の生産量の安定化・拡張に係る施策とともに、地域のバイオマス発電燃料の大規模商業輸出基地としての可能性に着目したプロジェクトを推進している。今回、同社は、クイーンズランド州からの受託プロジェクト(補助金:2万A$)において実施した、石炭混焼発電の燃料用ソルガムの植生試験の結果などを紹介した。ソルガムは同地の気候に適しており、順調に生育し、収穫したソルガムのペレット化も試行したという。日本の石炭火力発電におけるCO2排出量低減や鉱山内遊休地等の資産を念頭におきつつ、2020年後半には燃料品質の向上や、混焼へ向けてのペレットの半炭化試験を計画している。
情報源 |
出光興産(株) ニュースリリース
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機関 | 出光興産(株) |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 出光興産 | 石炭火力発電 | オーストラリア | 遊休地 | クイーンズランド州 | ソルガム | ペレット化 | 出光オーストラリアリソーシス | エンシャム石炭鉱山 | 石炭混焼発電 |
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