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 JICA、ベトナムの風力発電プロジェクトに最大2,500万ドルを融資

発表日:2021.05.27


  国際協力機構(JICA)は、ベトナム中部クアンチ省における陸上風力発電事業(総発電容量144 MW)に対し、最大2,500万米ドルを供与する融資契約に調印したと発表した。同事業は、ベトナムで電力インフラや再エネ設備の開発を行っている企業と、本邦の(株)レノバが出資する事業会社3社によるプロジェクト。JICAは、アジア開発銀行およびオーストラリア連邦政府傘下のExport Finance Australiaと共に、(株)レノバの出資先に協調融資(プロジェクトファイナンス)を行う。ベトナムの電力需要は年間8.0~8.5%増加すると予測されており、2030年のGHG削減目標を9%(同国シナリオベース比)と定め、125~130 GWの発電容量のうち約15~20%を再エネ電源とする目標を立て、風力発電については発電容量の約5%相当(6,000 MW)の導入を目指している。JICAは今回の融資を、同国の再生可能エネルギー分野における民間主体の風力発電事業のモデルケース、「ASEAN海外投融資イニシアティブ」に資するものと位置づけている。後続案件形成の呼び水効果も期待できることから、今後も同国の大型新規風力発電事業等への支援を検討していくという。

情報源 (独)国際協力機構 ニュースリリース
(株)レノバ ニュース
機関 (独)国際協力機構 (株)レノバ
分野 環境総合
キーワード オーストラリア | アジア開発銀行 | 陸上風力発電 | プロジェクトファイナンス | ASEAN海外投融資イニシアティブ | 協調融資 | 再エネ電源 | Export Finance Australia | 民間主体の風力発電事業 | モデルケース
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