(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)とJFEスチール(株)は、商用化の想定規模の1/5規模(300 t規模)のフェロコークス製造設備を竣工し、2020年10月9日よりパイロット実証を開始した。両者は(株)神戸製鋼所、日本製鉄(株)と共同で「環境調和型プロセス技術の開発/フェロコークス技術の開発プロジェクト(期間:2017年~2022年度、技術開発費予定額:201億円、助成率:1/2)」に取り組んでいる。フェロコークスは、低品位の石炭と鉄鉱石を粉砕・乾燥、混練、成型し、連続式の乾留炉で加熱することで、内部の鉄鉱石を金属鉄に変え、石炭をコークスにした複合塊成物。パイロットスケールの設備を用いて、フェロコークスを製造し、実高炉へ長期的に連続装入することで、高炉の還元材比や操業安定性に及ぼす影響を評価する。実証成果を活用して、2023年頃までに製銑プロセスにおけるエネルギー消費量とCO2排出量を約10%削減する技術の確立を目指すという(実証場所:JFEスチール西日本製鉄所内)。
情報源 |
(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース一覧
JFEスチール(株) ニュースリリース |
---|---|
機関 | (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 JFEスチール(株) |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | CO2排出量 | JFEスチール | コークス | エネルギー消費量 | 製銑 | パイロットスケール | フェロコークス | 低品位石炭 | 乾留炉 |
関連ニュース |