環境省は、JFE扇島火力発電所更新計画に係る環境影響評価準備書について、平成28年8月18日付けで経済産業大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、JFEスチール(株)が神奈川県川崎市の同社東日本製鉄所内のJFE扇島火力発電所において、製鉄所で発生する副生ガスを主燃料とする自家発電設備のうち老朽化した既設1号機(13.5万kW)を廃止し、高効率コンバインドサイクル発電方式の新1号機(19万kW級)に更新するもの。同発電所は、製鉄所内で発生する副生ガスを主燃料とし、発電した電力により製鉄所内で必要とする電力の大部分を賄い、余剰電力を他事業者に供給する自家発電設備である。今回の環境大臣意見では、1)同設備の優先的な運用を通じて、CO2及び大気汚染物質の排出量を低減するよう取り組むこと、2)余剰電力は、原則、電力業界の自主的枠組み参加事業者へ電力供給すること等を求めている。また、経済産業省に対して、電力業界以外の所管事業者の自家発自家消費の電力に関して、実効性・透明性を確保していく方策を検討すること等を求めている。
情報源 |
環境省 報道発表資料
|
---|---|
機関 | 環境省 |
分野 |
地球環境 自然環境 大気環境 水・土壌環境 環境総合 |
キーワード | コンバインドサイクル発電 | 環境省 | 経済産業省 | CO2排出量 | JFEスチール | 環境影響評価 | 火力発電所 | 大気汚染物質 | 環境大臣意見 |
関連ニュース |
|