環境省は、令和2年12月7日から14日にオンラインで開催された「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第53回総会」の結果を公表した。同総会は、同年10月にナイロビ(ケニア)において開催される予定でしたが、新型コロナウィルス感染拡大を受け、12月に延期し、予算のみを議題としてオンライン方式で開催された。出席者は、各国政府の代表、世界気象機関(WMO)、国連環境計画(UNEP)、気候変動枠組条約(UNFCCC)等の国際機関等の関係者と、我が国からは、環境省から2名出席した。今次総会では、IPCCの予算について議論され、2020年予算の修正及び2021年予算案が承認された。なお、次回以降の総会は、2021年から2022年にかけて、第6次評価報告書(AR6)及び統合報告書が承認・受諾される予定(第54回総会~第57回総会)。ただし、新型コロナウィルスの影響により、日時や開催方式等は未定という。次回の第53回総会は、2020年10月6日から10日に、ナイロビ(ケニア)において開催される予定という。