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 鹿島など、オフィスビルの省エネ化に資する空調制御システムを実施工

発表日:2021.01.14


  鹿島建設(株)は、ダイキン工業(株)と共にセントラル空調におけるエネルギーロスを軽減するシステムを開発し、横濱ゲートタワー(主要諸元:地上21階・地下1階、竣工予定:2021年9月末)に導入した。大規模オフィスビルのセントラル空調方式においては、ダクトの中間に風量を調節する装置(ダンパ)を取り付け、室内の発熱量に応じて給気圧力を制御する仕組みが採用されている。両社は、建物運用時の消費エネルギーにおいて空調用エネルギーが少なからぬ割合を占めていることから、ダンパの摩擦抵抗による空気搬送エネルギー損失の解消に向けて、ファン付風量制御装置(FPU)等を組み合わせたシステムを開発した。空調ゾーン毎に分散設置されるFPUと、比較的小型の空調機の給気ファンを連携して制御することで省スペース化を図りつつ、ゾーン毎の熱負荷に合わせて必要最小風量の空気を最適な温度・湿度で供給することが可能となり、年間空気搬送エネルギー消費量を最大約44%削減(同社試算値)できるという。

情報源 鹿島建設(株) プレスリリース
機関 鹿島建設(株) ダイキン工業(株)
分野 環境総合
キーワード 鹿島建設 | ダイキン工業 | 省エネ化 | 省スペース化 | セントラル空調 | 横濱ゲートタワー | ダンパ | 空調用エネルギー | ファン付風量制御装置 | 空気搬送エネルギー
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