(一財)日本気象協会(JWA)は、AIの活用することで、希少鳥類(オジロワシ、オオワシ)を識別できるシステムを開発した。今回、東京大学先端科学技術研究センターと同大学情報理工学系研究科の研究成果(AIのディープラーニングを用いた、映像認識による野鳥の自動検出)を用いることで、4Kカメラで撮影した飛翔映像から特定の鳥類をAIで識別することを可能とした。実際に、オジロワシやオオワシの生息地(北海道苫前郡苫前町)で試験機を用いた野外実験を行ったところ、2種が写っている画像の内、AIが正しく検出した割合は94%となった。風力発電事業の計画時の調査や運用時のバードストライク監視の現場での導入を想定しており、観測でデータを積み重ね、精度・信頼性を高め、リアルタイムの識別に向けた処理速度の向上や識別できる鳥類の種類を増やし、2023年頃の製品化を目指すという。
情報源 |
(一財)日本気象協会 JWAニュース
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機関 | (一財)日本気象協会 東京大学先端科学技術研究センター 東京大学大学院情報理工学研究科 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 日本気象協会 | バードストライク | オオワシ | オジロワシ | 苫前町 | AI | ディープラーニング | 自動検出 | 4Kカメラ | 飛翔映像 |
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