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 環境省、木屋川水系木屋川ダム再開発事業に係る環境影響評価書に対する環境大臣助言を提出

発表日:2021.02.12


  環境省は、「木屋川水系木屋川ダム再開発事業環境影響評価書」について、令和3年2月12日付けで国土交通大臣に対し環境大臣意見を提出した。同事業は、山口県が、同県下関市豊田町大字大河内において、木屋川水系の既設ダムをかさ上げすることで洪水調節容量を増加させ、ダムの治水能力を高めるとともに、河川環境の保全や既得用水の安定化を図るもの。今回の環境大臣助言では、1)サシバ及びオオタカの繁殖への影響を可能な限り低減するため、事業実施による営巣中心域及び高利用域の減少や分断を極力回避するとともに、営巣中心域及び高利用域で工事を実施する場合には、営巣期における工事は極力避けること、2)工事の実施前、工事中及び供用後において、魚類、底生動物、河川の植生等の動植物の生息・生育状況等を適切に監視し、動植物の生息・生育環境への重大な影響が確認された場合には、専門家等の助言を踏まえ、適切な環境保全措置を講ずること、3)今後、気候変動による降水量の変化に伴い、流況の変動が生じたとしても、環境への影響を極力低減することに努めること等を求めている。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 自然環境
キーワード 環境省 | 環境大臣 | 山口県 | 下関市 | 国土交通大臣 | 河川環境 | 木屋川水系木屋川ダム再開発事業環境影響評価書 | 豊田町大字大河内 | 木屋川水系 | 木屋川ダム
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