環境省は、令和3年度「脱炭素化・先導的廃棄物処理システム実証事業」の一次公募を開始すると発表した(募集期間:令和3年5月25日~6月25日)。同省では、2050年カーボンニュートラル社会の実現に向けて、廃棄物分野においても一層の脱炭素・省CO2対策を進め、脱炭素対策の取組を地域循環共生圏の構築につながるように、単に廃棄物の処理だけではなく、廃棄物処理・資源循環分野全体として、取組を進めていくことが重要という。同事業は、地域循環共生圏を踏まえた廃棄物の処理の技術面や廃棄物処理工程の効率化・省力化に資する実証事業の提案を募集する。対象事業は、1)地域の熱供給需給管理システム実証事業、2)化学蓄熱材等を用いた熱輸送実証事業、3)メタンガス化施設の普及促進に資する技術的実証事業、4)多様な地域資源の有効活用に資する技術実証事業とし、各事業1件程度を目安に採択する(予算額:0.7億円/件)。応募の詳細は、環境省のホームページに掲載されている。