富山市は、北陸電力(株)との協働により、卒FIT電力(固定価格買取制度期間を満了したCO2排出ゼロの再エネ電力)を市内の公共施設で活用する取組を開始する。この取組は、同市と北陸電力が令和元年7月に締結した「SDGsの推進に関する包括連携協定」に基づくもの。同市は、卒FIT電力の買い取り・公共施設への供給に同意を得られた家庭・法人に対し、同市が運営するアプリのポイント(100ポイント)付与する。そして、卒FIT電力は、北陸電力を介して、富山市総合体育館をはじめとした市内の公共施設に供給される。この取組により、1)公共施設での再エネ電力の利用拡大によるCO2排出の削減、2)再エネ電力のPR(CO2排出ゼロの環境価値の訴求)、3)エネルギーやSDGsに対する意識の醸成が期待されるという。