国際協力機構(JICA)とSMBCグループは、南アフリカ開発銀行(DBSA)に対し、1億5000万米ドルの資金提供を実行すると発表した。この資金は、南アフリカおよびアフリカ全体での再生可能エネルギー生成、水供給、バッテリー貯蔵、エネルギー効率向上を目的としたインフラプロジェクトを支援するものである。──協調融資の契約は、2024年11月27日にヨハネスブルグのDBSA本社で行われた。JICAの民間セクターパートナーシップ・金融部門の矢吹部長、SMBCのEMEA副部長の斎藤氏、DBSAのCEOが出席した。南アフリカ政府のエネルギー転換プロジェクト管理ユニット、日本大使館の経済開発部門担当官をはじめ、両国の高官も多数参加した。──この案件は、DBSAの持続可能なインフラ開発を加速し、南アフリカの平等促進と気候変動対策に大きく貢献するものである。JICAは、南アフリカとの二国間関係を強化し、包括的な経済成長と社会問題の解決を目指している。SMBCは、再生可能エネルギーの提供、水供給の改善、バッテリー貯蔵の増加、エネルギー効率の向上を通じて、アフリカのインフラギャップを埋めることを目指している。今後、DBSAはこの資金を活用して、持続可能なインフラ開発を促進し、SDGsの目標6(清潔な水と衛生)、目標7(手頃でクリーンなエネルギー)、目標13(気候変動対策)、目標17(パートナーシップで目標を達成しよう)に貢献することを目指す。