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 JICA、モーリシャス政府と生態系保全プロジェクト実施について合意

発表日:2021.10.22


  (独)国際協力機構(JICA)は、モーリシャス共和国政府と同国南東部の沿岸域を対象とする2つの新規プロジェクト(生態系保全、漁業振興)の実施について合意した。同国の沿岸域には多様なサンゴと海洋生物が生息しており、世界でも類を見ない海洋生態系が地域の社会・経済においても重要な役割を担っている。JICAは同国沿岸域の地位を踏まえ、2020年7月に発生した船舶座礁・油流出事故において国際緊急援助隊を派遣し、油防除への助言、緊急的な環境影響評価などに取り組んできた。今回、2020年調査において検討を重ねてきた中・長期的な協力の方向性に基づき、より強靭な沿岸域生態系への回復を目指して、政府機関や現地NGO等関係者による生態系モニタリング体制の構築や、生態系保全・再生に向けた計画策定や実施を支援する「統合的沿岸域生態系管理システム構築プロジェクト(63ヶ月間)」と、沿岸コミュニティの生計の回復・向上を目指して、漁業の管理計画の策定や漁民の能力強化を通じて、海を守りながら経済・社会を持続的に発展させる「沿岸域ブルーエコノミーの持続的開発を通じたコミュニティ生計改善プロジェクト(42ヶ月間)」を開始する(援助手法:技術協力、モーリシャス側実施機関:ブルーエコノミー・海洋資源・水産・海運省)。

情報源 (独)国際協力機構 ニュースリリース
機関 (独)国際協力機構
分野 自然環境
環境総合
キーワード 環境影響評価 | ラムサール条約 | ブルーエコノミー | 生態系モニタリング | モーリシャス | 油流出事故 | 国際緊急援助隊 | 船舶座礁 | 沿岸域生態系 | 沿岸コミュニティ
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