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 多摩動物公園、オラウータンの個体回復を目指した取り組みを紹介

発表日:2021.10.29


  多摩動物公園(日野市)では、11頭(オス6頭、メス5頭)のボルネオオラウータン(学名:Pongo pygmaeus)を飼育しており、同種の個体回復を目指した取り組みを紹介した。オランウータンは長い間、一種とされていたが、現在では、ボルネオ島に生息するボルネオオランウータンと、スマトラ島に生息するスマトラオランウータンの二種に分類されている。日本国内においての飼育数も徐々に減少しており、繁殖を推進して個体数を回復させることが課題となっていた。同園では、令和2年10月に釧路市動物園から人工哺育で育った「ひな」(メス、11歳)を受け入れ、新しい環境になじませる社会性学習を進め、繁殖の可能性を高めている。また、多摩動物公園で飼育する「リキ」(オス、8歳)を将来的な繁殖をめざして福岡市動物園へ搬出する。なお、リキが新しい環境に早くなじむことができるよう、飼育担当者1名が同行して引継ぎをおこなう予定という。

情報源 東京ズーネット お知らせ
機関 東京ズーネット
分野 自然環境
キーワード 繁殖 | 日野市 | 多摩動物公園 | ボルネオ島 | オランウータン | ボルネオオラウータン | 飼育数 | 社会性学習
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