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 北海道、道東沿岸の赤潮に関する情報を更新

発表日:2021.11.10


  北海道は、道東沿岸で発生した「赤潮」についての被害状況や、赤潮プランクトンのモニタリング状況等を更新した。太平洋海域における漁業被害は、令和3年11月5日現在で、根室振興局管内でウニ約800t(約23億円)、釧路総合振興局管内でサケ9,100尾・ウニ1,100t(約38億円)、十勝総合振興局管内でサケ14,800尾・ウニ100t(約2億円)、日高振興局管内でサケ3,000尾・ウニ約700t(約8億円)が報告されている。被害状況等は、漁協からの聞き取りによる概数のため、今後の調査に伴い変動する可能性がある。また、サクラマス(十勝)などの試験養殖やブリ(日高)、クロソイ(十勝)のほか、ツブ貝やタコにまで影響が及んでいる。今後、複数年にわたり最大で90億円程度の被害が見込まれているとの報告を受けているとし、引き続き精査が必要としている。赤潮の原因プランクトンが国内初観測の「カレニア・セリフォルミス(学名:Karenia selliformis)」であることが報告されており(既報:2021年10月12日)、モニタリングの結果、11月初旬(11月1日~7日)の出現地点・サンプル中の細胞数は、前週(10月25日~31日)と比較し減少しているものの、予断を許さない状況である。対応・支援策については、現在検討を行っているという。

情報源 北海道 水産林務部
機関 北海道
分野 自然環境
水・土壌環境
キーワード 北海道 | サケ | 赤潮 | ウニ | 漁業被害 | カレニア・セリフォルミス | 道東 | 赤潮プランクトン | 出現地点 | 細胞数
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