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 川崎市、希少な植物「エビネ」を保全する取組成果を発表

発表日:2021.11.17


  川崎市高津区役所は、「エコシティたかつ」推進事業で保全活動を行っている「エビネ(学名:Calanthe discolor)」の保全活動の成果として、増やした株を森へ戻す返還式を行った(開催日時:令和3年11月16日、開催場所:緑ヶ丘霊園内の森)。エビネは、環境省のレッドリストにおいて準絶滅危惧(NT)に指定されているラン科エビネ属の多年草で盗掘などにより激減している。同区では「エコシティたかつ」推進事業に取り組む中で、2017年に発見したエビネについて、(株)富士通ゼネラルと連携・協力し、保全活動を進めている。2014年に緑ヶ丘霊園内の森の一部において、保水力向上、生物多様性の回復を目的として間伐作業等の手入れを開始。2017年に霊園内の森で、数株のエビネを確認。盗掘を回避するため一時避難し、(株)富士通ゼネラルの協力のもと、エビネの保全を開始。2020年にエビネの保全が進み、株を増やすことに成功したため、増えた株の一部を霊園内の森に戻す返還式を実施する運びとなったという。

情報源 川崎市 報道発表資料
機関 川崎市
分野 自然環境
キーワード 環境省 | 富士通ゼネラル | 川崎市 | レッドリスト | エビネ | 盗掘 | 高津区 | エコシティたかつ | 緑ヶ丘霊園内の森 | 準絶滅危惧
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