WWFジャパンは、2022年が寅年であることに因み、2021年に世界で行われた「トラ」の保全活動をハイライトで紹介した。インドは世界のトラの6割が生息する重要な国で、トラの亜種では最も個体数の多いベンガルトラが分布している。近年は、WWFや政府など多くの人や組織の尽力により、その個体数が増加に転じている。マレーシアにおいては、高値で売れるトラの骨を狙った密猟者が、森に仕掛ける罠が課題となっていたが、パトロール隊が、罠の回収や見回りなどの活動の成果が見られているという。インドシナ半島においては、亜種インドシナトラが分布しているが、ベトナム、ラオス、カンボジアではほぼ絶滅し、タイで繁殖が成功することが期待されているとのこと。2022年は、トラが生息する13カ国の政府などが一堂に会するグローバル・タイガー・サミットが開催され、2010年に定められたトラの数を2倍にする目標「TX2」の達成度合いが報告されるとともに、次の目標が定められる予定されている。WWFジャパンは、この機に世界のトラの保全状況を知ってほしいという。
情報源 |
WWFジャパン ニュース
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機関 | WWFジャパン |
分野 |
自然環境 |
キーワード | マレーシア | インド | トラ | WWFジャパン | インドシナ半島 | パトロール | 干支 | ベンガルトラ | インドシナトラ | TX2 |
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