国内ニュース


 気象庁、新しい大気海洋結合モデルを利用開始・気候リスク軽減へ

発表日:2022.02.09


  気象庁は、令和4年2月に発表する季節予報から新しい「大気海洋結合モデル」の利用を開始する。これにより、より高い信頼度で予報できるようになる。同庁では、エルニーニョ現象の予測などを行う「エルニーニョ監視速報」や 3か月以上先を予測する「季節予報(3か月予報、暖・寒候期予報)」の作成に 大気海洋結合モデルを利用してきた。今回、大気モデル及び海洋モデルそれぞれの解像度を向上させたほか、積乱雲の発生・発達等の計算を精緻にすること等の改良を加えた新モデルの利用に切り替える。エルニーニョ現象をはじめとする大気と海洋の変動の予測精度を改善し、3か月予報や暖・寒候期予報における高温や低温などの天候の特徴をこれまでよりも高い信頼度で予報できるようになる。季節予報の精度向上を通じて、農業等における気候リスクの軽減や、消費・販売が気象・気候の影響を受ける製品の生産・流通計画の最適化など、社会経済活動へ貢献するという。

情報源 気象庁 報道発表資料
機関 気象庁
分野 地球環境
キーワード 気象庁 | エルニーニョ現象 | 大気モデル | 積乱雲 | 解像度 | 大気海洋結合モデル | 海洋モデル | 気候リスク | エルニーニョ監視速報 | 3か月予報
関連ニュース

関連する環境技術