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 NEDO、カーボンリサイクル実証研究拠点で実施する基礎研究等テーマを発表

発表日:2022.04.07


  新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、カーボンリサイクル実証研究拠点(所在地:広島県豊田郡大崎上島町、中国電力株式会社・大崎発電所構内)で実施する基礎研究・先導研究のテーマ・採択予定先を発表した。NEDOは、石炭火力発電所から排出されるCO2の資源化・有効利用を図る「カーボンリサイクル技術」の早期実用化に向け、2020年8月よりさまざまな研究や技術開発に集中・横断的に取り組む「カーボンリサイクル実証研究拠点」の整備を進めている。また、「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2有効利用拠点における技術開発(事業期間:2022年度~2024年度、事業総額:約25億円)」を創設し、3つのエリア(実証研究エリア、藻類研究エリア、基礎研究エリア)からなる拠点の整備・運用状況に応じて、順次、研究活動をスタートさせている。大崎発電所内では、既にCO2分離・回収型酸素吹石炭ガス化複合発電(IGCC)などの次世代火力発電に係わる実証研究が行われている(事業主体:NEDOおよび大崎クールジェン株式会社)。今回、基礎研究エリアの整備が進捗したことから、「ダイヤモンド電極を用いた石炭火力排ガス中CO2からの基幹物質製造(学校法人慶應義塾ほか2法人)」など、新たに基礎研究・先導研究6テーマを採択した。実試料を用いた基礎研究等を効率的かつ集中的に進め、化学品や燃料、鉱物を製造する技術の開発を促進する。

情報源 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース
機関 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 大崎クールジェン(株)
分野 環境総合
キーワード IGCC | 中国電力 | 大崎発電所 | CO2分離・回収型酸素吹石炭ガス化複合発電 | カーボンリサイクル技術 | 次世代火力発電 | カーボンリサイクル実証研究拠点 | 大崎上島 | カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2有効利用拠点における技術開発 | 基礎研究エリア
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