新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、グリーンイノベーション(GI)基金事業の一環として、自動車産業の競争力強化、サプライチェーン・バリューチェーンの強じん化を目指す「次世代蓄電池・次世代モーターの開発」に着手した(実施予定期間:2022~2030年度、NEDO支援規模:1,510億円)。GI基金事業は、2021年6月18日に経済産業省等が策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」の実行計画に位置付けられた14の重点分野(「自動車・蓄電池産業」等)を対象とする総額2兆円規模の研究開発事業。官民で野心的かつ具体的な目標を共有した上で、これに経営課題として取り組む企業などを研究開発・実証から社会実装まで最長10年間継続して支援する。世界の自動車産業では、CO2排出量の削減につながる「電動化」の動きが加速している。本プロジェクトは、欧州や中国をはじめ、世界各国における支援施策にならい、電気自動車等の普及を下支えする関連技術の強化と材料供給基盤の強靭化を主なねらいとしている。また、ライフサイクル全体におけるCO2削減の観点から、蓄電池やモーターの製造と廃棄時に発生するCO2の削減も重視している。研究開発項目は3つに区分されている(高性能蓄電池・材料の研究開発、蓄電池のリサイクル関連技術開発、モビリティ向けモーターシステムの高効率化・高出力密度化技術開発)。今回、「次世代全固体電池の開発(実施予定先:本田技研工業株式会社)」など18テーマを採択した。
情報源 |
(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース
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機関 | (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 |
分野 |
環境総合 |
キーワード | サプライチェーン | バリューチェーン | 自動車産業 | 電動化 | 2050年カーボンニュートラル | グリーンイノベーション基金事業 | GI基金事業 | 次世代蓄電池・次世代モーターの開発 | 高性能蓄電池 | 蓄電池リサイクル |
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