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 NEDO、GI基金事業「CO2等を用いた燃料製造技術開発プロジェクト」に着手

発表日:2022.04.19


  新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、グリーンイノベーション(GI)基金事業の一環として、CO2などの燃料化と利用を推進する「CO2等を用いた燃料製造技術開発プロジェクト」に着手した(実施予定期間:2022~2030年度、予算総額:1,145億円)。GI基金事業は、2021年6月18日に経済産業省等が策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」の実行計画に位置付けられた14の重点分野を対象とする総額2兆円規模の研究開発事業。NEDOは、将来、産業や運輸、家庭などの分野において電化・水素エネルギーへの代替が難しく、既存の液体燃料等を継続的に利用しなければならないといった事態を想定している。本プロジェクトでは、そうした事態に対応し得る4種類のカーボンリサイクル燃料(CO2とH2の合成燃料、SAF、合成メタン、グリーンLPG)に係る技術開発や社会実装を推進する。開発対象となる燃料ごとに実施テーマが設定されている。今回、液体燃料(輸送用燃料)については、「CO2からの合成反応を用いた高効率な液体燃料製造技術の開発(実施予定先:ENEOS株式会社)」ほか2件を採択した。また、気体燃料(産業用・家庭用)については、「SOECメタネーション技術革新事業(実施予定先:大阪ガス株式会社、産業技術総合研究所)」など3件を採択した。

情報源 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース
機関 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構
分野 環境総合
キーワード 合成燃料 | 液体燃料 | カーボンリサイクル | SAF | 2050年カーボンニュートラル | グリーンイノベーション基金事業 | 合成メタン | CO2等を用いた燃料製造技術開発プロジェクト | GI基金事業 | グリーンLPG
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