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 神戸市、外来カミキリを回収するポスト設置へ

発表日:2022.05.11


  神戸市は、特定外来生物であるツヤハダゴマダラカミキリ(学名:Anoplophora glabripennis)の駆除・改修を促進するためカミキリポストの設置を考えている。このカミキリムシは中国から朝鮮半島に自然分布する昆虫で、幼虫による樹木内部の食害などの被害が出ており、在来の生態系や人間の生活に大きな影響を与えることから、国際自然保護連合(IUCN)の「世界の侵略的外来種ワースト100」に認定されている。国内では、2002年に神奈川県横浜市中区のアキニレ街路樹で出現したが2004年9月までに防除されていた。しかし、2020年に兵庫県、2021年に茨城県や福島県などで報告されており、定着が懸念されている。同市においても、六甲アイランドにおいて、約400本の樹木が被害を受け、伐採されるなど被害が拡大している。同市は、生物判定アプリ「Biome」を使った情報提供を呼び掛けると共に、今後、地域団体と協力してカミキリポストを設置していくなど対策を講じていくという。

情報源 神戸市 新着情報
神戸市 定例会見(2022年5月11日)
機関 神戸市
分野 自然環境
キーワード 神戸市 | 特定外来生物 | 伐採 | 樹木 | 侵略的外来種ワースト100 | ツヤハダゴマダラカミキリ | カミキリムシ | カミキリポスト | 六甲アイランド | Biome
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