環境省は、特定外来生物の新規指定に対する意見募集(パブリックコメント)を実施する。「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」では、特定外来生物を指定しようとするときは、学識経験者の意見を聴かなければならないとされている。令和5年3月に開催された特定外来生物等専門家会合では、ツヤハダゴマダラカミキリ(学名:Anoplophora glabripennis)、サビイロクワカミキリ(学名:Apriona swainsoni)のカミキリムシ科2種について、特定外来生物に選定することが適当との意見があった。ツヤハダゴマダラカミキリは、さまざまな樹種で食害が懸念される。同種の原産国である中国では植林した木の40%が被害を受けている(世界の侵略的外来種ワースト100)。一方、サビイロクワカミキリは福島県中地域を中心に県内19市町村において発生が確認されている。幼虫が樹木の内部を食い荒すため、被害が進行すると木は枯死する。両種の「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律施行令」第1条による特定外来生物の指定に当たり、広く意見を募集するため、パブリックコメントを実施するという(募集期間:令和5年6月6日~7月5日)。
情報源 |
環境省 報道発表資料
|
---|---|
機関 | 環境省 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | パブリックコメント | 特定外来生物 | 福島県 | 食害 | 幼虫 | 侵略的外来種ワースト100 | ツヤハダゴマダラカミキリ | カミキリムシ | サビイロクワカミキリ |
関連ニュース |
|