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 オールジャパンで「線状降水帯」の予測精度向上へ 気象庁

発表日:2022.05.31


  気象庁は、線状降水帯予測精度向上に向けた技術開発・研究のため、全国の大学等の研究機関と連携して、メカニズム解明に向けた高密度な集中観測や、スーパーコンピュータ「富岳」を活用したリアルタイムシミュレーション実験を実施する。発達した積乱雲が次々と連なって大雨をもたらす「線状降水帯」は、局地的な集中豪雨などの原因と考えられている。近年では、平成24年7月九州北部豪雨、平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害、平成27年9月関東・東北豪雨など各地で甚大な被害をもたらしてきた。令和2年12月に「線状降水帯予測精度向上ワーキンググループ」を発足し、線状降水帯の予測精度向上に向けた技術開発・研究における大学等の研究機関との連携を検討してきた。今回、ワーキンググループでの検討等も踏まえ、1)線状降水帯のメカニズム解明研究のための高密度な集中観測(観測手法:ラジオソンデ、GNSS、海上気象観測など)、2)文部科学省・理化学研究所の全面的な協力のもと「富岳」を活用したリアルタイムシミュレーション実験を実施する。

情報源 気象庁 報道発表資料
機関 気象庁
分野 大気環境
キーワード 気象庁 | スーパーコンピュータ | 集中豪雨 | 積乱雲 | GNSS | 線状降水帯 | 集中観測 | 富岳 | リアルタイムシミュレーション | ラジオソンデ
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