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 オールジャパンで進める「線状降水帯」予測精度向上!気象庁が成果を発表

発表日:2022.12.27


  気象庁は、オールジャパンで実施している、線状降水帯予測精度向上に向けた技術開発・研究の成果を発表した。気象庁は、令和2年12月に「線状降水帯予測精度向上ワーキンググループ」を発足し、線状降水帯の予測精度向上に向けた技術開発・研究における大学等の研究機関との連携を検討してきた。このワーキンググループでの検討等も踏まえて、令和4年6から10月にメカニズム解明のための集中観測やスーパーコンピュータ「富岳」を活用したリアルタイムシミュレーション実験等を実施した。「線状降水帯のメカニズム解明研究のための高密度な集中観測」においては、気象庁の臨時のラジオゾンデ観測に加え、大学等研究機関のラジオゾンデ・ドロップゾンデ・マイクロ波放射計等の観測データが、リアルタイムで実況監視に利用されるなどの成果があった。また、「スーパーコンピュータ「富岳」を活用したリアルタイムシミュレーション実験」では、文部科学省・理化学研究所の全面協力で、「富岳」活用の数値予報モデル開発が進められている。高解像度化することで、強い降水を予測できる事例が増えることを確認された。今後も発生要因や内部構造の解明を進め、予測精度向上につながる研究を大学等研究機関と連携して更に進めていくという。

情報源 気象庁 報道発表資料
機関 気象庁
分野 大気環境
キーワード 気象庁 | スーパーコンピュータ | 積乱雲 | 観測データ | 数値予報モデル | 線状降水帯 | 富岳 | ラジオゾンデ観測 | LFM | ラジオゾンデ・ドロップゾンデ・マイクロ波放射計
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