(株)豊田自動織機(以下「TICO」)と名古屋工業大学は、工場や倉庫のスマート化のための要素技術に関する共同研究を開始する(研究期間:2022年4月1日~2025年3月31日)。自動車関連産業では労働力不足が深刻化しており、その上で多様な顧客ニーズに対応する方策が模索されている。両者は、これからの工場等には、よりコンパクト、フレキシブル、高効率な姿へと進化が求められており、脱炭素の対応も重要課題であるととらえ、共同研究の枠組み構築に至っている。拠点となる施設は名古屋工業大学内に設置され、「豊田自動織機スマートインダストリー研究所」と命名された(所長:名古屋工業大学 江龍 理事・副学長)。TICOの工場マネジメント力やものづくりの知見と、名工大のデータ分析技術や通信技術を結集し、工場等のスマート化に必要な要素技術の先行開発を行う。技術開発のテーマは、つながる・レイアウトフリー・カーボンニュートラルの3つで、建物内のすみずみまでデータを送受信できる「通信技術」や、設備の設置場所を制約しない「給電技術」、工場・倉庫の消費電力を最小化・最適化する「エネルギーマネジメント」技術などの開発を目指す。得られた成果はTICO大府工場における実証実験に反映するという。
情報源 |
(株)豊田自動織機 ニュース
名古屋工業大学 プレスリリース |
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機関 | (株)豊田自動織機 名古屋工業大学 |
分野 |
環境総合 |
キーワード | カーボンニュートラル | エネルギーマネジメント | スマート化 | 脱炭素 | 自動車関連産業 | 豊田自動織機スマートインダストリー研究所 | レイアウトフリー | 通信技術 | 給電技術 | TICO |
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