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 伊豆大島における特定外来「キョン」の生息数(令和3年末時点)を推定 東京都

発表日:2022.07.13


  東京都は、伊豆大島(大島町)における、外来生物法に基づき特定外来生物に指定されている哺乳類「キョン(学名:Muntiacus reevesi)」の推定生息数(令和3年末)を公表した。キョンは、近年、伊豆大島において増加しており、特産物であるアシタバ等の食害や、絶滅危惧種のキンラン等も食べることから生態系へに影響も懸念されている。都はキョン対策の一環として、実態把握を目的にとした生息状況調査を実施し、生息数の推定を行っている。令和3年末の生息数は、2万944頭(階層ベイズ法により推定した中央値)と推定された。令和3年度は過去最高となる5,251頭(令和2年度比217頭増)を捕獲しており、これは年間の自然増加数相当を捕獲していると考えられ、推定生息数の増加に歯止めがかけられたと考えられるとのこと。新型コロナウイルス感染症対策を徹底の上、年間を通して捕獲を実施しており、森林域においては組織的な銃器捕獲の着実な実施し、市街地エリアでは、わな等の捕獲を行っている。都は、キョンの生息数が横ばい傾向で推移出来ていると考え、令和4年度は生息数の低減を目指し、更なる捕獲を進めるという。

情報源 東京都 報道発表資料
機関 東京都
分野 自然環境
キーワード 特定外来生物 | 哺乳類 | キョン | 大島町 | キンラン | 階層ベイズ法 | 推定生息数 | アシタバ | 銃器捕獲 | わな猟
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