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 実は新種だったダイオウグソクムシ 台湾の研究者に協力 新江ノ島水族館

発表日:2022.08.17


  新江ノ島水族館(呼称:えのすい、神奈川県藤沢市)は、同館で飼育している人気の深海生物「ダイオウグソクムシ」の一部が新種だったことを紹介した。これは、台湾の研究者による研究成果。2019年8月末、来館者からグソクムシについて質問があり、飼育スタッフが対応したところ、この質問者は今回新種を発表した台湾の国立台南大学の黄銘志博士で、その後、同館のグソクムシについて詳しく調べたいと協力依頼があった。その後、博士の研究により、メキシコ湾で採集される超大型のグソクムシは今まで知られていたダイオウグソクムシ1種ではなく、形態的にも遺伝的にも異なるもう1種が存在することが明らかになった。この研究者は、もう一方の種を「エノスイグソクムシ(学名:Bathynomus yucatanensis)」として新種記載した。両種は形態的な違いは僅かであり、同定するにはDNA配列を調べる必要があるとのこと。同館は、今後、死亡個体を中心に両種の存在割合などを調べていくという。

情報源 新江ノ島水族館 新しい生き物たち
機関 新江ノ島水族館
分野 自然環境
キーワード 新種 | 台湾 | 藤沢市 | DNA配列 | 新江ノ島水族館 | グソクムシ | ダイオウグソクムシ | 国立台南大学 | エノスイグソクムシ | 存在割合
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