環境省那覇自然環境事務所は、西表石垣国立公園の石西礁湖海域におけるサンゴ白化現象の調査結果(令和4年9月)を公表した(調査期間:令和4年9月24日~9月29日)。平成28年の大規模白化現象の発生を受け、スポットチェック法(15 分間のスノーケリングを行い、被度、白化率等を目視観察)による調査を実施している。調査結果としては、全31地点のうちいくつかの地点は他の地点と比較して低い白化率を示したが、平成29年以降の数年間よりも顕著に白化現象が進行し、平均白化率は92.8%と全体的に白化率が高かった。被度の変化は、多くの調査地点は、平成28年の大規模白化以降ゆるやかに回復していたが、本調査時には被度が低下しているところが多く、平均被度は、26.2%から21.6%に低下した。今後の対応としては、同調査において「薄色」や「白化」に分類された群体が、今後回復又は死亡すると見られることから、白化状況の推移は、モニタリング調査の一環として実施する追跡調査のほか、環境省生物多様性センターが実施している「モニタリングサイト1000サンゴ礁調査」の中で石西礁湖の近隣海域も含めて把握を進め、これまでに発生した大規模白化現象との比較を行い、今夏に発生した大規模白化現象の影響把握等に努めるという。
情報源 |
環境省 報道発表資料
沖縄奄美自然環境事務所 報道発表資料 |
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機関 | 環境省 沖縄奄美自然環境事務所 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | サンゴ | 西表石垣国立公園 | モニタリングサイト1000 | スポットチェック法 | 白化現象 | サンゴ礁調査 | 環境省生物多様性センター | 沖縄奄美自然環境事務所 | 石西礁湖海域 | 白化率 |
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